感染者が急増!性病の症状について知っておく

性病(性感染症)は、感染してすぐに気がつける病気ではありません。自覚症状がないため、感染に気気がついた時には大事なパートナーに伝染していることが考えられます。自分のため、パートナーのためにも、性病の症状を理解し、すぐに治療ができるように心がけておきましょう。

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性器クラミジアの症状

   

性器クラミジアの症状:男性編

男性の性器クラミジア感染症は、1週間〜3週間程度の潜伏期間経て尿道で増殖した病原菌のクラミジア・トラコマチスによって灼熱感を伴う排尿痛や掻痒感を伴う不快感及び透明~乳白色の膿を排出する尿道炎を発症しますが、他の細菌に比べて炎症の発症リスクが非常に低く免疫抗体が正常に機能しない事から自覚症状を発症しない感染患者が多く、適切な治療を受ける事無く放置され前立腺炎や副睾丸炎を発症する感染患者が多くいます。

前立腺炎は、膀胱の直下に尿道を包み込む様にある事から発症と共に膀胱炎を併発する感染患者が多く、38度を超える発熱や排尿痛だけで無く排尿困難や頻尿に煩わされる事があります。

副睾丸炎は、精巣上部に張り付く様に位置する副睾丸と呼ばれる精巣上体に炎症が発症する疾患であり、38度を超える発熱や陰嚢の皮膚が腫れるだけで無く精巣上体が大きく腫れ上がると共に強烈な痛みにより歩行困難となる患者もいます。

副睾丸炎は、一般的には左右片方の精巣上体に発症しますが、稀に両方に炎症が発症し不妊症の原因となる事があります。

性器クラミジアの症状:女性編

女性の性器クラミジア感染症は、病原菌のクラミジア・トラコマチスへの感染が非病原性常在菌デーデルライン桿菌や乳酸によって守られていた膣や子宮頸管部への侵入が可能となってしまい、膣や子宮頸管部の粘膜でクラミジア・トラコマチスだけで無く有害な雑菌やウイルスが繁殖した事により膣炎や子宮頸管炎を発症します。

膣炎や子宮頸管炎は、一般的にはおりものの異常や不正出血、不正出血などの症状が現れますが、感染患者の約8割に自覚症状が無く適切な治療を受ける事無く放置する感染患者が多くいます。

女性の性器クラミジア感染症は、放置すると子宮を経て卵子の輸送管に沿って臓器を包み込む腹膜や肝臓の周囲までクラミジア・トラコマチスが上行感染してしまう事も少なく、不妊症や子宮外妊娠の原因となる卵管炎や骨盤内腹膜炎、肝周囲炎などの重篤な疾患を併発する事があります。

特に卵管炎は、炎症が重症化するまで異常に気付く事が非常に少なく、20代の不妊症患者の約30%がクラミジア感染症を感染した事があるとされています。